コロナ禍で何年も順延となっていた技術研修旅行ですが、お客様、そして協力会社様の

ご協力の下、念願叶って実行することが出来ました。

昭和、平成の大改修を終えた令和の姫路城では、建築当初からの心柱と、

昭和の大改修で多くの技術者達が探し求め、継手技法を利用して新たに収めた

もう一本の新しい心柱を視察しました。

また新神戸駅近くにある竹中大工道具館では、昔ながらの継手技法の数々を

実際に分解し再度組んでみたり、差し金を使って円の中に正方形を書く方法に

挑戦してみたり、当社でも使用する墨出し用の墨壺を実際に触ってみたり、

法隆寺建立で使用された道具の数々を視察したりと大変貴重な経験となりました。

事前学習を行なっていたこともあり、皆が興味深く技術の歴史を学んでくれたことは

今後の貴重な財産となるはずです。

今回の研修旅行では、技術研修の他にも街の形状や観光、文化、当社ならではの

一食入魂も楽しめる研修内容にしました。

日頃、朝から懸命に技術研鑽、組織力に貢献している技術者の新たな活力になればとの

思いでのことですが十二分に満喫してくれたようです。

この経験を会社の技術力に還元し精進してまいります。

お客様、協力会社様、貴重な機会にご協力いただき誠にありがとうございました。